↑クリックして放牧の様子をご覧下さい。 ( SIMPLEVIEWER v1.7.1 ) |
「 自然をそのまま 」 ということは簡単そうですが・・・・・。 あたりまえを行動に移すことさえ難しい時代で、われわれ人間も「豚」も他の生き物も共存しています。 豚が人間に食べられてしまうのは「家畜」の運命です。 だから人間は豚に精一杯の愛情を注ぎ、感謝の念で立ち向かう覚悟が必要です。 「えこふぁーむ」では、管理スタッフを筆頭に「命」と「食」の問題を提案してまいります。 |
斜面の緩やかな山林を活用した放牧スタイル
落葉樹の多い山は地水効果(自然ダム)や微生物が多く存在できミネラル豊富な山となり、小動物にとって必要な環境が整っています。
休耕地を利用した放牧スタイル
5年以上耕作されなかった カチカチの畑の再生も豚の旺盛な好奇心と土採取本能で耕運される。
この後に野菜や牧草を植えれば窒素吸収と有機野菜の出来上がり。生産効率は悪いけれどスローライフで一石二鳥。 黒豚は生きた耕運機(鼻耕法)。
人工林(杉ヒノキ)伐採跡地での放牧スタイル
ほとんど手付かずの荒廃山林の再利用計画です。時間はかかりますが、豚君にせっせと根こそぎ開墾をしてもらい、出荷後に落葉樹や果樹を植林し山の再生に取り組みます。
100年、200年後を見据えた気の長い事業です。スペインのイベリコ豚が放牧されている森は400年の歴史があるそうです。
■ 欠 点 ■
1.斜面が緩やかなために、山全体を豚が移動し木の根はかじられて倒される。
2.全体の土が緩くなり大雨の時に土壌の流失が激しい。
■ 対 策 ■
1. 豚にとって木の根に集中しているミネラル分を摂取することは、 元気のない豚にとっては必要なことですが、 最低限(夏場の日陰になる部分)は残す必要があるため、 木の周りを柵で覆い進入を防ぐことで対処しました。
2. 大雨の水捌けを良くする為に、雨水の逃げ道を作り段差を設ける事により土の流出を止める事で対処しました。
出荷後の放牧場の様子とその後の作業
豚により掘り起こされた土は雨により流されます。
この状態に子豚を放牧すると雨の日には足を取られる程に土が緩くなります。
柵も豚によりかじられて(写真の右)、強度がなくなります。下の写真(写真の右)の様に木を足します。
土壌と柵に再度工夫をする必要があります。
土地に段差のできた部分には土を入れ込みます。 土が流されないように雨水の逃げ道を創ります。
糞尿の養分を吸収させたり、土壌の流失を防ぐために牧草の種を撒きます。
餌場の成長は遅いが、糞尿の場所は成長が早い。遊び場は正常な成長をする。
発芽の実験を何度も行っていますが、餌場の発芽が遅い理由として考えられる事は、豚が餌ケースからこぼした餌が土壌中に蓄積され分解されずのこっている為と考えられます。餌をペレット状(キャットフードの様にカリカリに固めた粒状)にして与える事にしました。ただいま観察中です。
柵は豚の鼻が入らないように(鼻で壊す)すき間無く横木を付ける。 土壌流失と過剰な土壌の養分を吸収することができる。
牧草が成長した様子
牧草の選定は農業試験場、法面加工の専門家にもアドイスをいただき窒素吸収量、土壌流失のための土壌固定など考慮し実験を重ねています。
こちらの農場では、現在トールフェスク、イタリアンなど実験中です。画像は放牧1年使用の後、牧草イタリアンの種を播き三ヵ月後の発育状況です。 牧草は豚を入れたとたんに餌となり無くなります。
急斜面山林放牧農場ではドングリ(クヌギ)を植林して再生計画を進めております。
豚に木を倒されないように保護
夏場は日陰が少ないために、必要な木が倒されないように木の周りに囲い設けます。
豚は木の根が大好きです。おそらくミネラルや有用な微生物群も土から採取しているのだと思います。微生物・植物・動物(人間も含め)が共生できる循環のシステムをえこふぁーむでは模索しています。みんなが仲良く暮らせる環境づくり・・・・・・。 永遠のテーマに挑戦しています。
えこふぁーむの挑戦は、生き物がお互いに迷惑を掛けながらも快適に生活(共生)できる環境を作り上げることです。
昨今、持続可能な農業という言葉を良く耳にしますが、これは現在の畜産や農業のありかたへの疑問符ともとれます。
人間だけがよければいいというエゴを捨て、みんなで譲り合い共生できる世の中になれば、みんな幸せになれると考えます。
えこふぁーむでは、スローフード、スローライフといったゆっくりとした生命の営みを大切にしています。 決してあせらず、「命」を大切に取り組んでいます。
本物は時間がかかるのが当たり前。そのために時間をかけるのも当然です。